Fontlobers #1 に関するブログ記事
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- 「キャラクターから考えるフォント」森賢人さん – この記事
2014年12月12日に開催された FontLovers #1 から、森賢人さんの講演レポートです。
テーマは「キャラクターから考えるフォント」です。
3つ目のセッションでちょっと集中力が切れてしまいまして、メモがとっ散らかってたり欠損していたりしておりまして、先のセッションのようにメモ書きをエントリーの中ではちょっと出しにくい感じになってましたので、感想だけを書く形にします。(ちょっと記事が短めですみません…。)
同人作品のゲーム「東方Project」を元ネタに、フォントを作成した。そして同人誌作品としてコミケでも売った……というお話でした。
森さんのプロジェクト : TOHO FONT PROJECT vol.02
発想の原点としては……
最近あまりにも擬人化やキャラ化が多すぎるように思う。
↓
逆に、キャラクターを書体化したら、面白いんじゃないだろうか?と考えるようになった。
……ということでした。この逆転の発想を起点としてフォントづくりを始めたという経緯が、面白いなと思いました。
元ネタのキャラクターのイメージや物語を忠実に守り、フォントの中に細かい背景を盛り込んで作っていったところに、オタク度の高さやデザインへの意識の高さを感じました。
また、販促用にムービーも作成したということでした。森さんがディレクションで、動画作成は森さんの友人の方が作ったとのことでした。これがまた本格的ですごいと思いました。
Glyphs
森さんはIllustratorでフォントの図形を取り込んだり書いたりした後に、Glyphsというフォント作成ツールに取り込んでいるとのことでした。
Glyphsに関して詳しい解説の記事はおそらくこの記事(2年以上前ですが)。
» ドイツからやってきた書体制作ソフトGlyphs Toshi Omagari
また、2011年にはこういう記事もありました。
Glyphs / Glyphs Mini — “誰でも使える”全く新しいフォント制作ソフト – フォントブログ
Mac用のソフトで、2万円台くらいの価格で購入できるものらしいです。また、廉価版で4千円台で買える Glyphs Mini というものもあるみたいですね。