WordCamp Tokyo 2017 にスタッフとして参加してきた。

2017年9月16日、WordPressのコミュニティにおける最大級のイベントである「WordCamp Tokyo 2017」に、スタッフとして参加してきました。昨年に引き続きのスタッフ参加となりました。

今回のスタッフとしての役割

今回の私のスタッフとしての持ち場は、会場の入場口でした。来場した参加者を受付まで案内する、また、参加者から運営に関する質問があった場合はそれに対し適切に答えて対応する、などといったものでした。

最も大変な時間帯は、やはり朝の開場時だったと思います。開場の直前にはかなりの長蛇の列ができ上がり、一部の参加者の方にはご迷惑をおかけしてしまいました。開場直後の案内の難しさを感じました。

当初、自分の担当における忙しさのピークは始まった直後であり、それ以降は負荷はかなり緩やかであろうと考えておりました。ところが意外にも、必ずしもそうではありませんでした。

イベント全時間帯を通して、時折参加者がイベントTシャツを着たスタッフを探して、会場の施設や運営に関する細かな質問をする方々がいたりしました。また、何よりも印象的だったのは、カンファレンスの午前の遅く・正午あたりとか、午後になってからも、ポツポツと参加者が断続的に会場に訪れることでした。

いろんな人が来るWordCamp

会場の受付入場口には、さまざまな背景を持った参加者が訪れます。

WordCampの特徴のひとつとして挙げられるのは、参加者の属性のバラエティが非常に幅広いという点だと思います。東京版だけに限ったことではないと思いますが、WordCampに参加される方々は、確かにウェブの開発や制作の現場の第一線で活躍する方々が多いと思います。しかしながら、必ずしもそういう人達だけが来るとは限らないということです。

例えばベビーカーに乗った小さな子供とともに家族全員で会場に来ることも可能です。

WordCamp Tokyo においては、子供連れの家族が訪れても、安心して休憩等ができるような、休憩スペースを毎回設置しております。今回も畳敷きのスペースや、コーヒーサービス、授乳室などもありました。

参考:
子連れ WordPress ユーザーも大歓迎です! | WordCamp Tokyo 2017

畳のスペースでは、恒例のWordPressカルタ大会が今年も開催されました。

参考(イベント内企画のPR記事):
Let’s Enjoy カルタ大会! | WordCamp Tokyo 2017

WordCampを訪れる人の中には、外国からの超エキスパート級の開発者がいたりもします。外国人でも聴けるようなの英語と日本語の同時通訳のセッションもあったりします。

また、それとはほぼ対極に位置する方々として、初めてウェブサイトを作りたいと希望されているような超初心者の方がWordCampを訪れることもあります。この手の方は通常WordCampで行なわれるWordPressの技術セッションは、かなり敷居が高く感じられる場合もあると思います。そういった方々にも適しているのが『アンカンファレンス』と呼ばれる催し物です。

『アンカンファレンス』は、5人~10人程度のグループ単位で集まって、WordPressにまつわるさまざまなテーマに沿って会話をするというものです。WordPressの未経験者や初心者でも参加ができます。

WordCampには、参加者の様々な知識レベルに応じて、それに対応できるセッションやイベントルームが用意されております。

参考:
お悩み歓迎! アンカンファレンス – みんなどうやってるの? のご紹介 | WordCamp Tokyo 2017

こういったような理由で、WordCampは年齢、国籍、経歴、スキルなどは一切関係なく、非常に懐が深くかつ広いイベントだろうと思います。

見れないセッションがあったとしても……

また他に挙げられる特徴は、全時間帯を通して熱心に何時間も連続してセッションを聴講する方だけでなく、「このセッションだけを聴きにここに来た」という理由で遅い時間帯にピンポイントで会場を訪れる方も結構いるということです。

WordCampはどの時間帯から参加しても、特に問題はありません。受付の手続きを済ましていれば、参加者は開催時間中はいつでも入退室自由です。

仮にもし後から『やはりあのセッション聴きたかった……』と思ったとしても、大抵のセッションは後日ビデオが公開される可能性が高いです(※ 一部、登壇者の意向で動画公開NGの場合もあります)。

例えば、1年前の「WordCamp Tokyo 2016」のビデオアーカイブや、今年6月に開催された「WordCamp Kyoto 2017」のビデオアーカイブも、大半のセッションが公開されていたりします。

実は私は今回休憩中にわずかに1つだけセッションを聴いただけで、ほとんどのセッションは聴講できませんでした。それでも、まあ今回も、たぶん、おそらく、ビデオアーカイブはほぼあるだろうと考えております(た、たぶん……)。

感想

今年は、イベント運営の中核には参加せず、当日のスタッフとして本番日だけはしっかりと働こうという考えでイベントにジョインしました。そのような中で、例年とは異なる角度からこのイベントを見て、技術面における研鑽とは異なる、WordCampの別の一面を垣間見ることができたと思います。


参考リンク